腎臓に良い食べ物は玉ねぎとシークワーサー

玉ねぎが腎臓に良い食べ物なことは有名です。

でも、意外と思われるかもしれませんが「シークワーサも腎臓に良い食べ物」なことも知っておいてくださいね。
シークワーサーにに含まれる成分の
・ノビレチン
・クエン酸
は腎臓の働きを助けてくれるのです。

ただし、これらの効果は個々の体質や状況により異なるため、必ずしも全ての人に当てはまるわけではありません。
しかし、シークワーサーは気軽に試せる食べ物です。

・健康診断で腎臓の数値に要注意とされた人
・親のどちらかに腎臓の持病がある人(遺伝)
・最近、尿の色が濃くなったり、尿の量が増えた気がする人

こんな方はぜひ一度度、腎臓に良い食べ物を摂るようにしてください。

「玉ねぎ」は腎臓に良い食べ物である

ジン層に良い食べ物の玉ねぎ

玉ねぎには、ビタミンCやケルセチンなどの栄養素を豊富に含まれている野菜です。
これらの栄養素は、腎臓の健康にさまざまなメリットをもたらすと考えられています。

【玉ねぎの腎臓への効果】



玉ねぎに含まれている「腎臓に良い成分」には以下の栄養素があります。

  1. ビタミンB6
    玉ねぎにはビタミンB6が含まれており、これはたんぱく質からエネルギーを生み出すときに必要な栄養素で、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きがあります。
  2. アリシン
    玉ねぎに含まれる辛みや香り成分で、食欲を増進させたり、豚肉などに含まれるビタミンB1の吸収を促進させたりする働きがあります。
  3. ケルセチン
    玉ねぎに含まれるフラボノイドの一種で、抗酸化作用があり、また脂肪の吸収の抑制、燃焼、排出の効果があります。さらに、血管の弾力を高める効果があり、特に毛細血管でこの効果が効き、冷え症、痴呆などの予防になります。



これらの玉ねぎの成分が腎臓の健康に寄与すると考えられています。
また、玉ねぎにはカリウムやナトリウムなどのミネラルが比較的少ないため、腎臓病患者の食事に適しています。

玉ねぎの腎臓へのメリット

腎臓に良い食べ物である「玉ねぎ」のメリットは以下の通りです。

・腎臓の活性酸素によるダメージを抑制する
・腎臓の炎症を抑制する
・カリウムやナトリウムの摂取を減らすことができる



ただし、玉ねぎは生の状態では消化が悪いため、生で食べる場合はよく噛んで食べることが大切です。
また、玉ねぎには硫化アリルという成分が含まれており、胃潰瘍や逆流性食道炎などの胃腸の病気がある人は注意が必要です。

腎臓の健康を維持するためには、玉ねぎを適量摂取しながら、バランスのよい食事を心がけることが大切です。

なお、玉ねぎの品種によって、ケルセチンの含有量に差があります。ケルセチンを多く含む品種としては、赤玉ねぎや白玉ねぎが知られています。


玉ねぎ以外にも腎臓に良い食べ物も知っておいてください

「シークワーサー」も腎臓に良い食べ物である

シークワーサー 腎臓

シークワーサーが腎臓に良い食べ物だとされる理由は、その成分によるものです。
シークワーサーの成分が腎臓の健康に寄与すると考えられています。

シークワーサーに含まれる豊富なノビレチンが腎臓に良い

シークワーサーに含まれるフラボノイドの一種の「ノビレチン」は、血清尿酸値を下げる効果があるとされています。

尿酸は体内で常に産生され、同時に排出されていますが、腎機能の低下などによって排出が十分でなくなったり、動物性タンパク質の取りすぎなどで尿酸が作られすぎると、血液中の尿酸値(血清尿酸値)が高くなり、高尿酸血症となります。
この状態を放置しておくと、痛風や腎臓結石、膀胱・尿管の炎症などの原因となります3。

シークワーサーに含まれる豊富なクエン酸が腎臓に良い

クエン酸はシークワーサーに豊富に含まれる成分です、

クエン酸は、カルシウムやカリウムなど体に必要なミネラルの吸収を促進します。
これにより、体内pHのバランス維持、結石予防などの効果をもたらします。

クエン酸は、酸味のもととなる有機酸です。
クエン酸は、腎臓の尿細管で尿酸の排泄を促進する働きがあります。
尿酸は、高濃度になると結晶化して痛風などの原因となるため、クエン酸を摂取することで尿酸の排泄を促し、痛風の予防や改善に役立つと考えられます。

シークワーサーに含まれる豊富なカリウムが腎臓に良い

シークワーサーに含まれる豊富なカリウムは、腎臓でナトリウムの再吸収を抑制し、尿中への排泄を促すため、血圧を下げる効果が期待できます。

シークワーサーに含まれる豊富なビタミンCが腎臓に良い

シークワーサーに抗酸化作用のあるビタミンCが含まれており、免疫力をアップする効果が期待できます。

ビタミンCは、抗酸化作用を持つ栄養素です。
腎臓には、活性酸素によるダメージから体を守る役割があります。
ビタミンCを摂取することで、活性酸素の生成を抑制し、腎臓の健康を維持するのに役立つと考えられます。

酸っぱいレモンやシークワーサーは腎臓に良いとの注目されている

最近では、酸っぱいレモンやシークワーサーが腎臓に予知注目されています。


【寝る前の1杯のレモン白湯の勧め】

・腎臓の活性酸素によるダメージを抑制する
・尿酸の排泄を促進する
・カリウムやナトリウムの摂取を減らすことができる



ただし、レモンやシークワーサーの酸味が強いため、胃潰瘍や逆流性食道炎などの胃腸の病気がある人は注意が必要です。
また、レモンやシークワーサーの果汁は、歯のエナメル質を溶かす可能性があるため、歯磨き後はすぐにレモンを口にしないなどの注意してください。

腎臓の健康を維持するためには、レモンやシークワーサーを適量摂取しながら、バランスのよい食事を心がけることが大切です。


腎臓を強くする食べ物を摂って腎臓を守ろう

腎臓を強くする食べ物を摂って腎臓を守ろう
他にも腎臓を強くする食べ物はあります。

抗酸化物質を含む食べ物

抗酸化物質は、腎臓の細胞を傷つける活性酸素から守る働きがあります。

・ベリー類のジャムやヨーグルト、スムージー
・ほうれん草やブロッコリーのサラダ、スープ
・キノコ類のソテー、炒め物

必須脂肪酸を含む食べ物

必須脂肪酸は、腎臓の炎症を抑える働きがあります。

・サーモンのグリル、焼き魚
・ナッツ類のクラッカー、サラダのトッピング

高品質のタンパク質を含む食べ物

タンパク質は、腎臓の機能を維持するために必要な栄養素ですが、過剰に摂取すると腎臓に負担がかかります。そのため、高品質のタンパク質を適量摂取することが大切です

・鶏肉のソテー、焼き鳥
・魚の煮付け、焼き魚
・卵焼き、オムレツ
・ヨーグルト、牛乳、チーズ

低塩分の食べ物

高塩分の食品は、腎臓に負担をかけるため、摂取を控える必要があります。

・野菜や果物のスムージー、サラダ
・豆類の煮物、カレー
・全粒穀物のパン、ご飯

病院で治療を受けるほどではなくても、健康診断で腎臓機能にチェックが入ったのなら要注意です。
そのためにも、腎臓を強くする食べ物を積極的に摂って腎臓を守っていきましょう。